賠償金およそ1億2000万が認定された、兼業主婦が被害を受けた事故について

交通事故の概要

加害者は，平成14年11月21日午後6時35分頃，東京都日野市の信号機等により交通整理の行われていない丁字路交差点において，乗用車を運転し，突き当たり路を右折する際，右方から走行してきた自転車で走行中の被害者と衝突した。

被害者の入通院治療の経過

被害者は本件事故後、1441日の入院治療を受けた。

後遺障害の内容

被害者は、左完全片麻痺，中ないし重程度の認知障害のある高次脳機能障害の後遺障害として1級1号に該当するとの判断を受けた。

判決の概要

被害者及び被害者の子らが、加害者に対して損害賠償を請求した。また、加害者（自動車運転者）との間で自動車保険契約を締結していた保険会社に対して、保険金の支払を請求した。判決ではその請求を一部認容した。

認容された損害額の内訳

治療関係費	1276万6589円
入院雑費	216万1500円
将来介護費	4343万6400円
休業損害	1388万9799円
逸失利益	2740万7002円
慰謝料	2938万400円
症状固定後の入院費	800万9070円
介添看護費	936万6500円
将来雑費	641万6449円
損害てん補	- 2229万4886円
弁護士費用	1086万円
過失相殺	-2293万2242円

※その他、既払い額や損益相殺がなされ、判決認容額となります。