自動車側の赤信号無視による歩行者死亡事故で損害賠償額3千万円超が認容

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認容額 3097万9824円
年齢 73 歳
性別 女性
職業 警備会社
傷病名

外傷性くも膜下血腫、急性硬膜下血腫、頭蓋骨骨折、恥骨骨折

判決日 平成27年4月14日
裁判所 東京地方裁判所

交通事故の概要

平成25年11月23日午後4時頃、東京都青梅市今寺3丁目381番地にある信号機により交通整理がされている交差点において、被害者が信号機の青色表示に従って本件交差点を横断しようとしたところ、赤色信号を看過して進行してきた加害者の普通乗用自動車と衝突した。

被害者の事故後の経過

被害者は、本件事故により路上に転倒させられ、外傷性くも膜下血腫等の傷害を負い、事故の約2日後の午前中に死亡した。

判決の概要

本件事故の裁判では、事故が起きた責任原因は普通乗用車の運転手である加害者が赤信号無視で交差点に進入したことにあるので、過失割合等については当事者間で特に争うことなはく、被害者の損害及びその損害額が争点となった。
被害者自身の治療関係費、逸失利益、慰謝料、葬儀費用等については請求の一部が認められ、かつ、被害者の家族固有の慰謝料についても請求の一部が認められた。

認容された損害額の内訳

治療関係費 98万2920円
入院付添費 2万5350円
入院雑費 4500円
休業損害 1万5600円
逸失利益 659万2464円
慰謝料 2002万6500円
葬儀関係費用 150万円
その他 1万5410円
弁護士費用 280万円

※その他、既払い額や損益相殺がなされ、判決認容額となります。