認容額 | 5681万7672円 |
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年齢 | 73 歳 |
性別 | 不明 |
職業 | 幼稚園副園長 |
傷病名 | 外傷性脳内血腫、左下腿骨骨折、左下腿コンパートメント症候群、右踵骨骨折、骨盤骨折 |
後遺障害等級 | 2級 |
判決日 | 平成25年12月6日 |
裁判所 | 東京地方裁判所 |
交通事故の概要
平成18年7月7日午後10時25分頃、東京都板橋区先の交差点において、歩行中の被害者と加害者の普通自動二輪車が衝突した。
被害者の入通院治療の経過
被害者は、本件事故により外傷性脳内血腫、左下腿骨骨折傷害等を負った。事故後すぐに複数の手術を行い、約1年の入院と約1ヵ月の通院を余儀なくされた。
判決の概要
事故態様及び過失割合、損害及び損害額が争点。
加害者側の普通自動二輪車は、交差点又はその直近で道路を横断する歩行者に特に注意、かつ、できる限り安全な速度と方法で進行すべきなところ、その義務を怠ったものとして相当重大な過失があるとされた。他方で、被害者側は、本件道路は片側2車線以上で交通頻繁な幹線道路であったにもかかわらず十分な安全注視義務を行わなかったとして、過失は小さくないと判断された。以上のことを考慮した結果、双方の過失割合としては被害者が20%、加害者が80%と判断された。
損害額については、被害者が後遺障害2級であることと労働能力損失率100%であることをもとに相応の損害額を算出し被害者への支払いを加害者に命じ、かつ、被害者家族の固有の慰謝料も認めた。
認容された損害額の内訳
治療関係費 | 208万0927円 |
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入院付添費 | 92万9500円 |
通院交通費 | 4200円 |
通院付添費 | 19万円 |
将来介護費 | 2057万5232円 |
休業損害 | 146万6186円 |
逸失利益 | 794万0098円 |
慰謝料 | 2850万円 |
住宅改造費 | 278万8960円 |
慰謝料相続分 | 159万9998円 |
その他 | 32万0949円 |
弁護士費用 | 514万6000円 |
過失相殺 | -1263万9211円 |
※その他、既払い額や損益相殺がなされ、判決認容額となります。